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「直心影流の研究」(国書刊行会)2020年12月
直心影流の研究(国書刊行会)¥6,600 税込
 | 著者:軽米克尊(天理大学体育学部)
直心影流とは剣術の流派の一つ。三大流派といわれる新陰流の流れをくみ、江戸時代中期にこの流派から出た長沼四郎左衛門国郷が防具や竹刀などを創案し、それまでの形を中心とした稽古に対し直接打ちあう試合中心の稽古を考案したことからいまにつながる剣道の祖のひとつとされている。幕末には講武所の剣聖と呼ばれた男谷下総守信友、島田虎之助、撃剣興行の榊原鍵吉といった名人が輩出したことで知られ、勝海舟もこの流派を学んだ(勝海舟は上記の剣聖・男谷の従兄弟であり、勝の父・小吉も同流を学んだ)。まさに幕末から明治にかけて一世を風靡した流派といえる。しかし、これほどまでに有名な流派でありながら直心影流についての研究は少なく、その全容は明らかにされていない。本書はこの謎に満ちた流派研究の決定版である。
国書刊行会 |
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