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身体運動文化学会第24回大会(常磐大学)報告

2019年 12 月 21 日(土)~22日(日)、常磐大学において身体運動文化学会第24回大会が開かれました。2004年第9回大会以来、15年ぶり2度めの開催となりました。

初日のシンポジウムでは、国史学研究の第一人者、武道の指導現場で活躍されている2名の先生をお招きし、「水戸藩の武芸と教育そして現代」をテーマに活発な議論が交わされました。はじめに鈴木暎一氏(茨城大学名誉教授)より「水戸藩校弘道館とその教育―『文武一致』の実践―」、続いて小澤智氏(水戸東武館館長)より「⽔⼾藩の武芸(剣術北⾠⼀⼑流・剣道)と現代の取組み」、関口毅氏より「水戸藩の武芸(水府流水術)と現代の取組み」と題した講演が行われました。講演の後には参加者からの質問を中心に、活発な意見交換が行われました。

大会2日目には一般研究発表が行われました。人文社会学系、自然科学系(武道学、体育科教育学、運動学、幼児教育、スポーツ哲学など)多分野8人の演者によって研究成果が報告され、学際的な議論が深まりました。また、大学院生の発表が半数を占め、若手学会員の研究活動が活発な証明となりました。

総会では、本学会大会での発表者の中から若手研究者奨励賞2名が、今年の投稿論文から優秀論文賞1名がそれぞれ表彰されました。

2日間にわたって開催された本学会大会が成功裡に運ぶことができたのは、常磐大学、補助学生、大会参加各位ならびに大会協賛各位の尽力に拠るものであり、この場を借り改めて心より御礼を申し上げます。

鈴木暎一氏(茨城大学名誉教授)「水戸藩校弘道館とその教育―『文武一致』の実践―」
小澤智氏(水戸東武館館長)「⽔⼾藩の武芸(剣術北⾠⼀⼑流・剣道)と現代の取組み」
関口毅氏「水戸藩の武芸(水府流水術)と現代の取組み」

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